■[壽比南山福如東海・関白]。凄い名品が出てきました。見事な茶室扁額
壽比南山 関白 福如東海。見事な茶室扁額です。北前船時代の逸品。旧家土蔵の奥から出てきた茶室扁額(彫刻文字板)です。北前船時代の交易品として京都から流れてきたものと推定。「関白」を中心に、八文字が掘り出されます。茶室入り口に掲げる扁額と推定。なお、「寿比南山（じゅこれなんざんなり）」は高齢者の福禄を祝う言葉で、「福如東海（ふくとうかいのごとし）・寿比南山」と連句になります。その意味は、福は東海に長く流れる水のように続き、寿は南山の不老松より高齢であるように、山や海より、長生きするという、中国では一般的に誕生日メッセージの名文句。一見雑な彫刻に見えますが、つらつら想像するに文字だけを残すことはこれは大変な技術かもしれません。板の材料は桐ではありませんが、軽い素材です。右横に虫食いダメージがあります。尚、裏面に横一文字に大きなミゾがありますが、これは板そのものの曲がり防止を目的に彫りこんだものと推定いたします。以上、正体も用途も意味も正確には不確実でありますが、非常に古い木版作品です。ご入札は画像でご判断いただき、ノークレーム・ノーリターンでご入札をお願いいたします。寸法 ヨコ=48cm タテ=28cm アツサ=2cm about sizeです。